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NHKTVアニメ第三弾の本作は
実写とアニメとを組み合わせた意欲作でした。

アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険

1979年4月7日〜1980年4月5日 全43話
NHK放映・製作 NHK・エムケイ・マッドハウス


タイトル



NHKアニメーション第三弾は紀行アニメ
本作品は未来少年コナンから始まったNHK製作のアニメーション第三弾として製作され、
NHKのドキュメンタリー番組「シルクロード」といわばコラボレーションする
特殊な形で製作されました。シルクロードを旅し、
「東方見聞録」を書き上げた歴史上の人物・マルコ・ポーロの人生をアニメで描きつつ、
実際の風景のロケーション映像を交えながら
雄大な世界やその背景を追っていこう、というもの。
第一話のあらすじはこんな感じ。

1269年、ヴェネチアに2人の男が長い旅を終えて帰ってきた。
ニコロ・ポーロとマテオ・ポーロの兄弟である。
ニコロは街中の祝福と歓迎を受けるが、心中は複雑だった。
旅の間に生まれたマルコという息子との対面、そして妻の死と向き合わねばならなかったからだ。
マルコは父ニコロが世界を旅しているというのを心の誇りに、帰りを待っていた時期もあった。
が、母の死後、その思いは反発へと変わっていく。

父ニコロはマルコに旅の重さと雄大さを解らせようと旅に連れ出そうとするがマルコは反発。
が、「自分の運命を自分で切り開けるのは、真に勇気のある人だけ。
あなたもニコロの子。ヴェネチアの中だけで終わる男ではない。
母さんもそれを望んでいたわ…」という叔母フローラの言葉にマルコの心は動き始める。

ニコロとマテオは東西交流の使者として再び長き旅に出ることになった。
そこには…マルコの姿があった。
ニコロとマテオは決心した。「世界の限りない広さと素晴らしさを、マルコに教えてやるんだ!」

1271年・マルコ17歳。
彼はヴェネチアを後に、遥かなる旅にたったのだ。

マルコ4



マルコの軌跡を実写とアニメで。
ストーリーは第一話以降、ローマ法王にフビライの親書を手渡すためエルサレムを目指して旅することとなり、
親書の返信をローマ法王から貰い、再びフビライに届けるため、
元(現・中国)に向かって旅立ちます。その後の隊商はトルコ・イラク・イラン・アフガニスタンと渡り歩き、
盗賊団やら暗殺者教団やら、時には自然の猛威にさらされ、
数々の困難がマルコ一行を襲います。

マルコ6


そして1274年秋にようやくフビライ・ハーンの都・元(現・中国)の大都に到着。
初めてマルコが目にする大ハーン・フビライ。
その威厳に圧倒されるマルコ。

そこにインドの使者から黄金の木が献上されます。が
「この木は根元を削って煎ずれば不老長寿の妙薬、頭のほうを削れば猛毒になります…」
だが、木は上端下端が解らない様になっている…。
フビライはインドの国王に知恵比べを挑まれたのです。
宮廷内のものは皆尻込みして判別に名乗り出ない。
そこにマルコが名乗り出て、とたんに木を川に投げ入れたところ
クルクル廻りながら、やがて一方を下に流れ出す黄金の木。
「木は、必ず根元を先にして流れるものでございます。」
旅の途中、天山の筏流しから聞いて覚えた知恵だった。

フビライはいたく感銘し、ニコロに「お前の息子は百人の僧より素晴らしい!」と絶賛。
その直後、マルコを呼び、直々に密命を下す。
「お前はわしの眼となり、自分の目で見、自分の耳で聞いたことを報告するのだ。
わしの旅は権力の旅だ。それ故ありのままを見る事は出来ん。
わしはこの国の本当の事を知りたいのだ。
どうだマルコ。ひとりでこの大きな国を思い切り旅してみろ!」


こうして、フビライの信任を得て、マルコは17年もの中国の旅を始めることになります。
カラジャンの都、杭州、揚州、そして旅の途中に始まったジパングとの戦争(元寇)…
様々な出会いと別れを経て、マルコは17年後、再び大都に戻るものの、
ジパング遠征の失敗・揚子江の大洪水などもあって、
元はかつての栄華な様相とは異なり、暗い影が落ちていました。

マルコ9


そんな折、フビライからコカチン姫をイル・ハーンに嫁がせるために
送り届けて欲しいとの命が下ります。旅の危険が大きいために適任者がマルコしかいなかったのです。
南海の大嵐、魔のマラッカ海峡…。多くの仲間を遭難で失いながらも、
マルコはコカチン姫を守り、イル・ハーン国へと向かいます。



儚く寂しい冒険譚の最終回
マルコ、ヴェネチアへ帰る
長い長い旅が続いていた。出航から26ヶ月。
マルコはコカチン姫を無事イル・ハーン国に送り届けました。
コカチン姫の結婚式は盛大に行われ、
マルコは心から幸せを祈ります。

が、突然衝撃の訃報が届けられました。
大ハーン・フビライが亡くなったのです。
それはマルコの元帝国の使節としての使命の消滅、
旅の終わりを意味しました。

1295年、マルコたちは25年ぶりにヴェネチアに戻りました。
25年経った故郷は昔のまま変わってはいなかった
ものの、街にマルコたちを知るものは無く、
顔つきも変わり、長い間の海外生活で
言葉遣いも変わっていたマルコたちを
人々は本物かどうかを疑ったのです。さらに今までの冒険譚が
あまりにスケールの大きすぎる壮大な
ものだったせいで、人々は「大ボラ吹き」と
マルコたちを蔑視し、相手にしない有様。

「25年の旅は…ぼくにとって…一体何だったんだろう…」
マルコは東方に想いを募らせるようになり、
再びマルコは旅に出ます。が、当時
ヴェネチアと戦争中だったジェノアの軍艦に拿捕され、
捕虜として牢獄生活を余儀なく
されてしまうのです。獄中の囚人達を相手にマルコは
旅の想い出を語るようになり、
そのスケールの大きな話は囚人達の人気の的になります。
これがきっかけとなり、マルコは今までの旅を想いは東方を駆けて
記録にまとめようと思い立つ。
-東方見聞録-
のちに世界地図を塗り替え、民族学・社会学・
経済学などあらゆる分野に影響を与えた
偉大な書物の誕生です。だが、当時の人たちは
この価値を理解することは出来ませんでした。
あまりにも規格外の代物だったからです。

マルコはその後も「大うそつき」「大ボラ吹き」と
人々に嘲笑されつづけ、1324年に70歳の生涯を閉じました。
その葬式はマルコに仮装した芸人が現れて
デタラメをまくしたて観客から笑いを取ったりと、
終始からかいの扱いを受け続ける悲惨なものであったといいます。
が、彼の残した「東方見聞録」がその後
どういう影響を与えたかは、何よりも歴史が証明しています。

マルコは臨終に際し、こう語ったと伝えられています。
「自分は、自分が見たことの、半分も書かなかったのだ」と。





マルコ・ポーロ旅の軌跡



演出・藤田克彦
マルコ・ポーロと別れてもう半年以上経ちました。(1980年頃のインタビュー)
普通ならすっかり忘れて次の作品に没頭している頃なのですが、
どういう訳かマルコの事が気になって仕方が有りません。
もうとっくに死んでしまってる筈なのに…

あのとき、ネフドの星(ラクダ)を殺さず、マルコの話し相手にしてやればよかったとか、
シャリフは生きた人生教師として、マルコに必要だったのに…とか、
あれ程愛していたコカチン姫と、なぜ駆け落ちをさせてやらなかったのだろうか、とか、
次から次へと悔やみが出てくるのです。なぜなのか。
番組を終わってみて、はじめて思い当たるフシがありました。
私達スタッフが、マルコをあまりにも優等生に育て上げてしまった、という事です。
マルコは17歳で辛い、長い旅に出ました。まだ子供だから可哀想だとか、
母親を亡くしたマルコに男の人生を歩かせてやろうとか、
大人の目から見た少年の成長物語にしてしまった事です。
それはこの冒険の端々に出てきます。
マルコはもう一人前だとか、あの歳になれば恋愛のひとつぐらいするさ、とか、
身を守るためには武器は必要とか、全員を守るためには個人は犠牲になる、とか…。
マルコにとって、そんな説教は本当はくそくらえだったに違いありません。
もっと自由に、明るく、少年らしい夢を追い続けたかったに違いなかったのです。
だって、もう17歳にもなっていたのですから。
シャリフと撲りあったり、フビライ大王に説教をしたり、
オルジェとキッスをしたり、コカチン姫と駆け落ちしたり…。
それが本当のマルコの姿だったのでしょう。

大人たちの期待を背負って頑張った優等生のマルコ。本当にお疲れ様でした。
次に生まれたときは、どうかのびのびと自由に発想してください。

さようなら、マルコ・ポーロ…。

脚本・金子満
マルコ・ポーロを素材にした動機と言うのは、
「単なる商人があれほどの長征をして、どうして生き延びてこられたのか?」の疑問でしたね。
ただ儲けよう、との商人根性以外に、大変な使命感がなければ
果たせなかったんではないかと考えたわけです。
"ある使命感"をきっちり持って行動すると言う人は、
これまでのアニメの主役にもなかったことですしね。
ストーリー上は厳しい旅を通じて、強い父を乗り越えていく一人の子供の
成長過程に終始していますが、根底には、そういう使命感を持って生きていく、
(旅をする)人間の素晴らしさ、強さを吹き込んだつもりなんです。
これが、あのアニメ紀行の哲学、といっておきましょうか。

製作するにあたって悩んだことは、一体全体、視聴者はアニメとしてみてくれるのか、
実写としてみてくれるのか、という点でした。
最初からドキュメンタリー・ドラマ形式で行くことは決まっていましたが、
といって、アニメは実写部分の補足でいいのか、という疑問はずっとつきまとっていましたからね。
とにかく、実写を主・アニメを従にし、ナレーションで二つをスムーズにつなげようと決まり
スタートしたんですが、30分間の枠では平易に描く事は困難でしたね。
この、解りやすくドラマを展開できなかった点と、
実在する人物をとりあげたという二点が反省点でした。
実在の人物と言うのはドラマ構成の場合、制約される部分がどうしても出てきましてね。
でも、あのアニメ紀行をやってよかったと思うのは、
識者と称する人間がアニメを評価してくれたことです。
学者とか教師から、随分お賞めのお手紙を貰いましたからね。

キャラクターデザイン・杉野昭夫
数多くのアニメを手がけましたが、その中でも悩みながらデザインした作品のひとつですね。
とにかく、時代が古い上に多種多様のキャラが登場するわけでしょう。
しかも様々な国の人物が入り混じってるわけですからね。必死でしたよ。
オリジナルでどうしても格好のつかないキャラは、実在のそれらしい人物をヒントに描きました。
たとえば「暗殺者教団の谷」に出てくる酋長は、今をときめくイランの指導者(1980年当時)
ホメイニ師をモデルにしていますし、ハマレク族の族長・シャリフは
名前も同じ俳優のオマー・シャリフを参考にしています。(中略)
ぼくが気に入ってるのはチエンヨですね。

マルコキャラ





失われたマルコ・ポーロ…その後
現在、「マルコ・ポーロの冒険」は製作元のNHKですら第一話と最終回のみ保管されてるだけで、
残り41話分は消滅してしまってます。当時完パケを収録した放送用ビデオテープ自体が
大変高価なモノだったので、時が経つにつれて上書きされたりした
為だと言われています。ただ、1980年にフランス・カンヌで開かれた「国際TV番組見本市」に
NHKは「シルクロード」と共に「マルコ・ポーロの冒険」を出品しており、
多くのバイヤーやセイラーが興味を抱き、アメリカの公共放送PBSが
特に強い関心を示したと言う記事があります。もしその後、買われて放送が行われていたなら、
海外版の完パケビデオテープがどこかに残っている可能性があるかも知れません…。

ここまでが以前までの記事。2020年に動きがありました。
全話の映像テープが発掘されたとのニュースが飛び込んできたのです。
詳しくは最後で。



アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険 スタッフ
企画製作/NHK(チーフプロデューサー・丹泰彦)
製作/萩原具佳・丹 泰彦
デスク/郡司雄彦・木浦信夫
製作デスク/岩瀬安輝
演出/藤田克彦/松村浩志/村上憲一/中村哲志/酒井和行
キャラクターデザイン/杉野昭夫
美術監督/石津節子

アニメーション製作/MK・マッドハウス
アニメーション構成/丸山正雄

音楽/小椋佳・小野崎孝輔
演奏/東京室内楽協会
OP/いつの日か旅する者よ
(作詞・作曲・小椋佳/編曲・小野崎孝輔/唄・小椋佳)
ED/誰でもいいから/それが夢ならば/大空から見れば/また旅支度
(作詞・作曲・小椋佳/編曲・小野崎孝輔/唄・小椋佳)
ED/蒼き狼/マティオ・ニコロそしてマルコ・ポーロ/ひとすくいの水/望郷
(作詞・作曲・小椋佳/唄・小椋佳)
※ED曲は話によってランダム。

アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険 放映リスト

放送No放送日サブタイトル脚本絵コンテ作画滞在国視聴率
1979.4.7はるかなる旅立ち金子 満もりまさき
川尻善昭
川尻善昭イタリア10.0
1979.4.14聖なる油を求めて金子 満平田敏夫遠藤裕一イスラエル7.9
1979.4.21二人の僧侶金子 満川尻善昭菊田武勝トルコ9.3
1979.4.28さらばネフドの星よ金子 満川尻善昭坂井俊一トルコ7.6
1979.5.5悪魔の火金子 満
馬嶋 満
川尻善昭青島克己イラン5.9
1979.5.12砂漠の盗賊カラウナス金子 満川尻善昭川尻善昭イラン8.5
1979.5.19黄金のパイザ金子 満川尻善昭坂井俊一イラク7.1
1979.5.26バグダッドの幻想 金子 満平田敏夫平田敏夫イラク6.1
1979.6.2カスピに消えた少年馬嶋 満
金子 満
楠葉宏三青島克己イラン4.2
101979.6.16暗殺教団の谷金子 満村野守美川尻善昭イラン3.4
111979.6.30ホルムズの熱い風馬嶋 満村野守美新田敏夫イラン7.0
121979.7.14じゅうたんに秘めた恋高田純平田敏夫中村隆太郎イラン4.7
131979.7.21拝火教徒の友情金子 満もりまさき小柴重光イラン4.9
141979.8.4反乱金子 満
竹内日出男
平田敏夫青島克己アフガニスタン7.4
151979.9.1まぼろしの谷竹内日出男もりまさき小柴重光アフガニスタン5.8
161979.9.8命の色鯨岡 隆川尻善昭富沢雄三アフガニスタン7.1
171979.9.15まぼろしの騎士チャパンドゥ高田 純川尻善昭川尻善昭アフガニスタン4.7
181979.9.22パミール越えの恐怖伊藤 玲波多正美古瀬 登アフガニスタン6.9
191979.9.29天山に消えた少女高田 純川尻善昭古瀬 登中国7.7
201979.10.6悪霊の砂漠金子 満
竹内日出男
川尻善昭富沢雄三中国6.1
211979.10.13燃え上がる陰謀金子 満
竹内日出男
竹内啓雄椛島義夫中国5.6
221979.10.20天駆ける謎の旗鈴木 肇
金子 満
伊藤幸松小柴重光中国7.6
231979.11.3王の中の王フビライ鈴木 肇
金子 満
川尻善昭遠藤裕一中国5.2
241979.11.10密命下る金子 満
吉川惣司
川尻善昭小柴重光中国6.4
251979.11.17カラジャンの大蛇 鈴木 肇
金子 満
吉川惣司
高屋敷英夫富沢和雄中国5.9
261979.11.24百雁の便り鈴木 肇
吉川惣司
高屋敷英夫本木久年中国6.9
271979.12.1秘密兵器回回砲鈴木 肇
吉川惣司
高屋敷英夫加藤興治中国8.2
281979.12.8王家の墓の秘密吉川惣司伊藤幸松青島克己中国5.0
291979.12.15揚子江決壊高田 純西牧秀雄富沢和雄中国6.5
301979.12.22ジパングの宝高田 純川尻善昭川尻善昭中国5.1
311980.1.5ジパングを討て高田 純伊藤幸松小柴重光中国6.1
321980.1.12アクマッドの最期吉川惣司もりまさき小柴重光中国7.9
331980.1.19新たなる旅立ち吉川惣司高屋敷英夫富沢和雄香港7.0
341980.1.26南海の嵐吉川惣司伊藤幸松小柴重光南シナ海6.6
351980.2.2巨象の怒り高田 純川尻善昭服部 真
奥村志郎
タイ7.6
361980.2.9魔の海峡マラッカ吉川惣司伊藤幸松青島克己マレーシア7.2
371980.2.16密林の秘密吉川惣司西久保利彦小柴重光
服部 真
インドネシア6.9
381980.2.23ラジャの遺産高田 純西久保利彦青島克己インドネシア7.5
391980.3.8宝石と陰謀の島金子 満
四十物光男
竹内啓雄富沢和雄スリランカ5.7
401980.3.15洞窟寺院の奇蹟逸光 透伊藤幸松遠藤裕一インド8.6
411980.3.22父と子の絆高田 純川尻善昭本木久年インド5.0
421980.3.29大いなる旅路吉川惣司竹内啓雄遠藤裕一イラン5.8
431980.4.5想いは東方を駆けて 金子 満平田敏夫川尻善昭イタリア8.1

キャスト
マルコ・ポーロ (富山敬)
ニコロ・ポーロ (久松保夫)
マテオ・ポーロ (富田耕生)
コカチン姫(鈴木弘子)
シャリフ (納谷悟朗)
フビライ・ハーン(森山周一郎)
コガタイ(石丸博也)
オルジェ(吉田理保子)
宰相アクマッド(中村正)
王著(緒方賢一)
少海(野沢雅子)
張船長(大木民夫)
ナレーター(小池朝雄)他


※参考文献
TVアニメ25年史(1988・徳間書店)
ロマンアルバム38・「アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険」(1980.12.25発行・徳間書店)

と、なんとか終了。
とにかく現存資料が殆ど無いので当時モノを入手する以外に方法が無く。
この当時はアニメ雑誌が創刊されていた時代なんで60年代や70年代前半よりは
ビジュアル面で揃えやすいと言えばそうなのですが、
この作品は実写とアニメを編集してビデオテープで完パケにする仕様だったから、
当時の他のVTR作品同様、殆ど上書きされて現存していないと言う…。
繰り返し録画できるビデオテープのデメリットがこういう形で出てしまうとは…。
でもアニメはフィルム撮影だから、と思ったら、アニメ製作のMKが火事で諸作品を焼失。
「太陽の子エステバン」も同様の理由で消えちゃったようです。
思いのほか消えたアニメ作品って多いのですね…

(2023.3追記)

その後、家庭用VTRで全話数録画されたテープが発見。NHKに寄贈されまして
修復の末、一部が再放送されました。前後して国内版・海外版の16mmネガフィルムも発掘。
ただこちらは音ネガの無い映像のみの状態だそうです。
これらを組み合わせれば、いずれ4Kデジタルリマスター版のマルコポーロを見れる日が来るかもしれませんね。

では次回。

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