看板

夏真っ盛り。現在(2005.7.25)セ・リーグは阪神と中日の一騎討ちの様相ですが、
かつてはジャイアンツが9年連続制覇していた時代もありまして。
その頃に作られた作品がこちら。
今のジャイアンツにこそこういう選手が必要なのかも。

侍ジャイアンツ

タイトルバック再現画像

1973年10月7日〜1974年9月29日 
全46話+再放送2話
よみうりテレビ系放映・製作 東京ムービー




巨人の星を超える野球マンガを…
原作はスポ根漫画の原作者として
確固たる地位を築き上げた御大、故・梶原一騎。
漫画担当は期待の新人井上コオ。
巨人の星の連載が1971年9月に終了すると、
なんとその翌月の1971年10月から即・連載開始。
なんとも素早いというか、意気込みが強いというか。
連載雑誌は創刊間も無い「週刊少年ジャンプ」。
当時講談社に代わり、巨人軍との漫画権を
獲得した事により上がった企画で、梶原一騎自身も
「あしたのジョー」や「空手バカ一代」といった、
名作を輩出していた時期でもあり、
そういう意味でも一番脂がのっていた時期の作品です。

侍ジャイアンツとザ・梶原伝説/少年ジャンプ担当記者(当時)角南 攻
「侍ジャイアンツ」は「ジャンプ」に71〜74年まで連載された。
魔球を駆使するピッチャー・番場蛮を主人公とする
本格プロ野球漫画の長編。読売テレビでアニメ化もされて大ヒット。
漫画は井上コオ。原作はすでに「巨人の星」「あしたのジョー」の
ヒットメーカーとしてマンガ原作界に君臨していた梶原一騎である。

連載の約束は取り付けたものの、梶原は主人公のネーミングが決まらず悩み苦しんでいた。
主人公の名を決める為の打ち合わせをしよう、とお互いに決めた日。
練馬区にある通称「梶原御殿」を訪ねる。
雑談を交えつつ、名前の候補をあれこれと挙げてみる。
お互いにピンとくるものが全くない。
ボリュームを絞ってつけっぱなしにしていたTVから
「8時だヨ!全員集合」のドリフターズの歌が流れてきた。

♪ババンババンバンバン いい湯だな アハハン…

「せ、先生!このババンババンバンバンにしましょう!」
「なに、バンババンかァ」

これで決定!番場蛮!あっという間だった。
主人公がバンババーンと猛進するイメージも決まった。
梶原はおもむろに立って棚に近づき…、
ジョニ黒一本の栓を開けてくれた。ウマイーッ。
(メタクソ編集王「少年ジャンプ」と名づけた男 角南 攻著・竹書房2014年5月1日発行 110頁記事より一部抜粋)

本作は連載されると同時に人気はうなぎ昇り。
程なくしてよみうりテレビでのアニメ化が決定。
当時漫画がアニメになるのは
余程の事が無いと無理だったから、
如何に人気があったかお分かりでしょう。
スタッフは巨人の星の監督・長浜忠夫氏が担当。
作画は東映から移籍してきた「ルパン三世(旧)」
「パンダコパンダ」の大塚康生氏が担当したため、
「巨人の星」と比べると泥臭い劇画色が薄れ、
アニメ的な画面になってます。
特に第1話は原画を宮崎駿氏と小田部羊一氏が
担当しているのでモロに絵が「未来少年コナン」。
嵐の海ででっかい銛持って鯨に空から飛びかかるシーンは、
ユニフォーム着てなかったら何の漫画か解らないほど。
大塚康生氏は演出の長浜氏と意見が対立したこともあって
早々に降板していますが、キャラクターデザインは
大塚デザインのまま最後までやっております。



破天荒のバンカラ野郎・番場 蛮
梶原氏が前作「巨人の星」と最も差別化を図ったのが
「主役・番場蛮のキャラクター」であることは間違いありません。
やや神経質でナーバスだった飛雄馬に対し、
蛮は徹底的に破天荒でバンカラ。でっかい奴と鯨が大嫌いで、
ジャイアンツはぶっ潰す敵だと
定義している点がそもそも異色。

物語は常勝巨人軍に芽生えつつある野生味の欠如に
危機感を持った川上監督が
「常識では計り知れないハミダシ野郎…
サムライがいまの巨人に欲しい!」
という所から始まります。
それを聞いた選手・八幡太郎平は自分の母校の後輩に
「まっことデッカイ男がおります」と、
後輩の番場蛮を紹介。その計り知れぬハミダシ暴走ぶりに
ど肝を抜かれる川上&長島。
しかし番場は川上監督の前で宣言します。
「おれにプロで活躍する機会があれば、その時は…
この手でジャイアンツをぶっ潰してやるのがこの番場の夢だ!」
いぶかしげに「どうして我が巨人軍を敵視するのか?」
川上監督が尋ねると、さらに番場は言い放ちます。
「ジャイアンツがバカ強ぇからよ!
球界の王者面を決め込んでるからよぉ!
おらぁ、強ぇ奴、デカイやつを見ると、
無性にカッカと燃えるんでい!」

でっかい奴は大嫌いだからジャイアンツも大嫌い。
何とも直情的な理由ですが、
このハミダシ野郎をジャイアンツにどう入れるか、と
いうのが序盤の展開の軸になります。
当初は大洋ホエールズ(現・横浜)に入団を決めた番場。
理由は「大洋といやあ鯨捕ってる所だから気に入った」んだとか。
(ひねれ〜!)が、
この番場、球は速いし重いのだけど殺人的なノーコン。
結果甲子園予選をノーコン故に押し出しで自滅。
大洋のスカウトに見放されてしまいます。
野球選手の夢を絶たれた蛮は
漁師に徹する事を決意しますが、
そこへ巨人から入団の誘いが。
美波理香。不二子似なのはご愛嬌。 最初は拒否をした番場ですが、なぜかあっさり発言を撤回し、
巨人に入団します。
番場の背番号は4。巨人軍の欠番番号を
番場は欲しいと頼んだのですが、理由は
「男が「死」をしょわずに何が出来るか!」って事らしいのです。
番場を川上監督に紹介した先輩の八幡太郎平も
番場の入団を喜んでいましたが、
番場の「オレはやってやる!オレのオヤジもそうだった!」
という発言を聞いて
番場が巨人に入った本当の目的を知り、大激怒します。

番場の父は「昭和のモリ師丹治」といわれた
土佐一の鯨捕りの名人でしたが、
蛮が幼少の頃、土佐の主の大鯨に飲み込まれてしまいます。
しかし、持っていた銛で鯨の腹を
切り裂いて出てきたという伝説を残した人物だったのです。

つまり、番場の「オヤジのように」という意味は、
巨人という鯨に飲まれて
後からドテっ腹を切り裂いてやろうという魂胆だったのです。
しかし、川上監督、この番場の腹破り宣言に不敵に答えます。
「いいだろう…巨人の腹の中においてやろう。
お前のほうで逃げ出すか、それとも溶けてなくなるまでな…
フフフフ。」

この反逆児宣言に巨人コーチ、二軍の仲間も
全て敵に回した地獄の寮生活&シゴキ練習がスタートします。
しかしケタ外れのパワーと根性でこれらを跳ね返した番場は
次々勝負に勝ち、
遂には「川上監督の首を取ってやるぜ!」と、
川上監督の退陣をかけて大勝負に出ます。
オープン戦、川上監督の替わりに指揮を取り、
勝てば川上監督を巨人から叩き出す。
負ければ番場は腹を切る、
という条件で試合に挑みますが、結果は引き分け。
ただ、その引き分けも長島・王らの必死の活躍で
もぎ取った引き分けで、
自分の首をかけてもジャイアンツの勝利を
優先せよという川上監督の心意気に、
遂に番場は兜を脱ぎ川上監督に草履を預けます。
自らの負けを公言する番場に川上監督はこう言います。
「番場よ、巨人というちっぽけな鯨など相手にせず、
もっと大きな相手と勝負せんか?
奥深き野球道という、とてつもなく大きな鯨を。」
ここに、侍ジャイアンツ・番場蛮は誕生します。



すぐ出来て、すぐ打たれる魔球
さて、ようやくジャイアンツの1員になった蛮ちゃんですが、問題山積。
なんといっても問題の再難関は殺人的なノーコン。
ノーコン改良兵器なども作って対応しましたが上手く行かず、
結局現状の投法ではプロ失格の烙印を押されてしまいます。
(あれだけ鳴り物入りで入団したのに…)
番場が選んだ、生き残る道は
誰も投げたことの無い魔球を開発する事。
長身の投手が投げ下ろす球は有利だからと、
空高くジャンプして投げ下ろす
「ハイジャンプ魔球」を完成させます。
セットポジションから振りかぶって、
いきなり片足で4メートル以上ジャンプして、
全体重を乗せた剛速球を投げ下ろす…
番場はこれで予告完全試合まで
達成してしまいます。
しかし怪力豪腕打者の
中日・大砲万作に打たれてジ・エンド。
激流から流れる丸太を川下で待ち、
斧で叩き切るという
常軌を逸した特訓
の成果です。
病院送りになった番場は入院中、
体を反り返らせ、コースも読めない上に
威力も従来の倍以上という
「ハイジャンプエビ投げ」を開発。
(釣り竿からヒント。)しかしこれも
アパッチの血を引く阪神のスラッガー、
ウルフ・チーフに打たれてしまいます。
一緒にハイジャンプして球道を見極め、
その上でバットに不規則なスピンをかけて
「人工的なかまいたち」を起こして打つ
「スクリュー打法」という、これまた 常軌を逸した打法
によって。
失意の番場は地元に帰り、偶然転がる
樽から大回転魔球のヒントを得て、大回転の特訓に入ります。
(簡単にヒントってあるのね。)
完成した大回転魔球は投手自身が回転するため
いつ投げるか解らず、その上遠心力の加速によって、
球は人間の目では追跡不可能!(おいおい。)
が、これもヤクルトの天才ライバル・
眉月光によって攻略されます。
つるつるのスパイクを履いて、
バント状態から球をバットにあて、
体で球の威力を吸収しつつ、
バスターでホームランにするという、
これまた常軌を逸した打法
によって。
またまた失意のどん底の蛮ちゃん。
ひとり旅に出てしまいます。(シーズン中ですよ〜!)
なんとか新魔球をと考えたところ、
硬球を握りつぶして投げれば
予想の付かない変化が起こると考えます。
八幡先輩の親友の空手家、大山田 拳氏
(意味深な名前ですね。)が協力し、握力を驚異的に
増大する独創的武道・自然借力法(じねんしゃくりきほう)を
会得した番場は再びマウンドへ。
遂に脅威の「分身魔球」を完成させます。
が、これが簡単にウルフ・チーフに打たれてしまいます。
分身魔球の動きが西部のコヨーテの動きにそっくりだから
簡単だ、という理由
で。
ああ、また失意の旅にでるのかと思いきや、
解決策は7分後にあっさり出てきました。
「横に分身するのは打ちやすい。
縦に分身させれば打ちにくい」
なんともあっさりと改良型・「縦分身」
完成してしまいます。が、
これも1ヶ月後には簡単に打たれてしまうのです。
アスレテックスの天才打者・
ロジー・ジャックス
によって。



視聴率と路線変更
さて、ここで一旦「侍ジャイアンツ」の制作当時のうらばなし。
巨人の星に続くジャイアンツアニメ第二弾として放送前から
多大な期待がかけられていた本作。が、蓋を開けてみれば
視聴率は8%前後と期待はずれ。
理由は裏番組が強すぎた(山ねずみロッキーチャック→アルプスの少女ハイジ)ためで、
早急に関係各位によって対策が講じられることになりました。

よみうりテレビ側はPRが足りないからだ、として
「雨の日でもジャイアンツ戦が見られます!」というのをウリに
「侍ジャイアンツ」をプッシュする作戦に出ます。
(当時、ジャイアンツ戦は視聴率バツグンのドル箱でしたから)
そのためにアニメでは実際の選手の
王や長島の出じろを増やし、加えて現在進行形の
ペナントレースの展開をアニメにも反映させようと、
リアルタイムを取り入れた作劇にするという、
現実のジャイアンツファンに喜んでもらうことを念頭に置いた方針に変えます。
(とはいえ、これがどこまで実際に本編に反映されたかは不明。
そも、アニメの話は去年、1973年のシーズンが舞台なんですが。)

結果、「蛮の反逆児描写や二軍の話はもういい!
早く王や長島の活躍する一軍主体の話にしろ!」

という事になり、これによって、
蛮ちゃんの二軍生活→巨人愛への転換→ノーコン改良→投手として失格→魔球
という展開がかなりバタバタの駆け足に。
今通してみるとうまく繋がっていない箇所や
矛盾した展開も見受けられます。
(カネヤンのノーコン改良アイディア提供でノーコン克服するのに、
カネヤンがオープン戦で蛮をメッタ撃ちの目にあわせ、
投手失格の烙印を捺させる展開はどう考えても変。)

原作では細かく積み上げられてた経緯がアニメでは
早く魔球編に行きたがったためなのか、
相当端折った、説明不足の感がありますね。魔球編に入っても
展開を急くあまり、簡単に魔球が生まれて簡単に打たれて終わるという
(平均寿命1〜2ヶ月)なんともあっけない展開が続くことになります。
序盤から中盤にかけての展開がいまひとつしっくりこないのには、
裏でこういう事情があったからなのですね。



原作とアニメの相違
さて、ここで原作とアニメの違いをおさらい。
実は原作に近い展開をしているのは「ハイジャンプ魔球登場」まで。
その後の展開は殆どアニメオリジナルといっていい内容になってます。
しかも分身魔球は原作よりも先に登場してます。
アニメでは番場蛮のキャラをより破天荒にするように心がけていたようで、
先に述べた第1話の鯨との空中決戦や、
第3話の巨人軍のヘリコプターをハイジャンプで叩き落とす場面
など、
蛮はサイボーグとしか思えないようなメチャメチャな描写が相次いでます。
その後の2軍生活でも登場する寮の先輩軍団や、アンチ巨人の「蛮ちゃん私設応援団」など、
原作にはないオリジナルキャラが続出。川上監督との首をかけた一戦も、原作にはありません。
(原作では番場は実はジャイアンツを愛していたが故に、反逆児を演じて
七難八苦をわざと受けた、という解釈になっていました。…なんかスッキリしないなぁ。)
番場が魔球に走った理由も、アニメはノーコン改良の延長線上にあったのに対し、
原作は体重が軽く、身長も低い番場が
「球が軽いうえに盗塁しやすいモーションだから、プロではやっていけない」と、
川上監督から「死刑宣告」を受けたのがきっかけ
になってます。深刻さは原作のほうが圧倒的に上です。
また、大回転魔球の後、アニメはすぐ分身魔球に行ったのに対し、原作はハイジャンプ魔球と合体させた
「ハイジャンプ大回転魔球」、更には相手の内角につんざくように曲がる脅威のシュート「ハラキリシュート」
たてつづけに新魔球を開発します。
が、いずれも破られてしまい(興味のある人は原作読んでね。)、
番場は巨人首脳陣から見限られてしまうのです。
そこで番場は「ルール違反でもばれなきゃいい。」と、反則魔球を開発する事にします。
それが原作では「分身魔球」だったのです。
この分身魔球、原作で登場したのは最終回の1話前!しかも唐突に、何の解説も説明も無く。
実はこれには理由がありました。
侍ジャイアンツが連載当時から決められていた暗黙の了解事項-
「巨人が優勝を逃したら、即・連載終了」
-というのが開始時から約束になっていまして、
V9の翌年の1974年、巨人の連覇が絶望的になった瞬間から、原作漫画は
終了を見越して描き進められていたのです。突然連載が急転直下で終わったのも その為で、
原作の最終回の掲載は長島茂雄の引退試合に合わせて出されたというから、何とも念の入った話です。
そう、原作では番場蛮は分身魔球の多投で心臓マヒをおこして、マウンドの上で仁王立ちのまま突然死。
ラスト3ページでいきなりの衝撃。最後は番場の球団葬のシーンで幕となります。
思い出せば原作の第一話で「明日の巨人のためにサムライが欲しい」と言って始まった話なのに、
この結末は何とも皮肉です。



世界に輝く侍ジャイアンツ
そんな原作のラストと大違いなのがアニメのラスト。
世界最強のアスレテックスとの日米ワールドシリーズで、
番場は縦分身魔球を天才ジャックスに打たれて、
もう戦えないと後楽園球場を逃げ出します。
そんな番場をガールフレンドの理香は
後楽園ゆうえんちの観覧車に乗せてこう言います。
「蛮ちゃん、あのグラウンド、何に見える?」
番場はフッとよぎるものがありました。そしてこう答えます。
「あれはでっかい鯨よ〜!」
番場一気に立ち直り、リリーフ登板でマウンドへ。
相手は天才ジャックス。普通じゃ勝てません。
もう一度過去の魔球を総出しで投げますが、
どれも真っ芯のファール。次投げれば場外です。
最後の最後に投げた球、そう、
それが過去の魔球を全部ミックスした
超魔球「ミラクルボール」
ついにジャックスを三振に切ってとった番場蛮。
最優秀選手にも選ばれ、ついに世界一の投手になったのです。
川上監督は最後、呟く様にこう言います。
「番場よ、本当におめでとう。
おまえはもうジャイアンツだけのサムライではない。
今や世界のサムライになったんじゃ。
それも山あり谷ありの厳しい勝負の道を
ひたすら歩み続けたからこそ、今日の栄光があった!
しかし、野球の道はこれで終わったわけではない。
これから厳しい野球道が待っている。
サムライよ、万丈の山がいくつ阻もうと、
千尋の谷に何度落ちようと、前へ進め!
その前途を祝って、もう一度言わせて貰おう。
番場蛮、本当に、おめでとう!」











侍ジャイアンツ スタッフ
原作/梶原一騎・井上コオ(週刊少年ジャンプ掲載)
協力/東京読売巨人軍・週刊少年ジャンプ
企画/佐野寿七
演出/長浜忠夫
絵コンテ/出崎 統・富野喜幸・出崎 哲 他
脚本/松岡清治・山崎晴哉・金子 裕・安藤豊弘 他
作画監督/大塚康生
美術/小林七郎
製作協力/Aプロダクション・東京アニメーションフィルム・映音・東京現像所

音楽/菊地俊輔
OP/侍ジャイアンツ(作詞・東京ムービー企画部 作曲・菊地俊輔 /唄・松本茂之)
OP2/王者!侍ジャイアンツ(作詞・梶原一騎 作曲・政岡一男 編曲・松山祐士/
  唄・ロイヤル・ナイツ)
ED/サムライ番場蛮(作詞・東京ムービー企画部 作曲・菊地俊輔 /唄・松本茂之)
ED2/ゆけ!バンババン(作詞・梶原一騎 作曲・政岡一男 編曲・松山祐士/
  唄・ロイヤル・ナイツ)
★OP1は1〜13・15〜18・20〜24話まで。それ以外はOP2を使用。
★第31話のOP2は子門真人が歌っている。
★ED1は1〜13・15〜18・20〜24話まで。それ以外はED2を使用。
(14話と19話は本放送当時、最終回後の再放送を行った際にOP&EDを後期バージョンに差し替え、現在に至っている)
★OP1、ED1の唄・松本茂之は水木一郎の別ネーム。所属の日本コロムビアとの契約に配慮したため。




侍ジャイアンツ 放映リスト

放送No放送日サブタイトル脚本コンテ
1973.10.7ほえろ!バンババーン七条 門矢吹 徹
1973.10.14殺人ノーコンざる野球 松岡清治富野喜幸
1973.10.21でっかい奴は嫌いだぜ! 松岡清治吉川惣司
1973.10.28おれの背番号は"死"だ!松岡清治富野喜幸
1973.11.4男は地獄で歌うもの松岡清治出崎 哲
1973.11.11待ったぜ!ケンカ野球松岡清治富野喜幸
1973.11.18死球台風吹く! 松岡清治出崎 哲
1973.11.25誰も打たなきゃ俺が打つ!松岡清治出崎 哲
1973.12.2マウンドの報酬は苦いぜ! 松岡清治富野喜幸
101973.12.9多摩の川風・地獄風 出崎 哲出崎 哲
111973.12.16勝負!一本釣り打法 山崎晴哉富野喜幸
121973.12.23大勝負!川上対バンババーン安藤豊弘出崎 哲
131973.12.30 嵐の中のタイゲーム 松岡清治富野喜幸
141974.1.6殺生河原の決闘谷あさこ近藤英輔
151974.1.13飛騨の怪童凄い奴! 山崎晴哉出崎 哲
161974.1.20傷だらけのノーコン改良兵器 金子 裕近藤英輔
171974.1.27怒涛の海の対決谷あさこ出崎 哲
181974.2.3嵐に投げろ侍ガッツ安藤豊弘石黒 昇
191974.2.10インディアン魂対侍魂 金子 裕富野喜幸
201974.2.17V9へのスタートライン 金子 裕出崎 哲
211974.2.24出たぞ!ハイジャンプ魔球
出崎 哲出崎 哲
221974.3.3怒涛の完全試合宣言 山崎晴哉出崎 哲
231974.3.10死闘!ハイジャンプ魔球対巨砲安藤豊弘石黒 昇
241974.3.17新魔球のヒントをつかめ!谷あさこ福富 博
251974.3.24決戦!宿敵大砲との勝負金子 裕富野喜幸
261974.3.31大砲万作の危機山崎晴哉出崎 哲
271974.4.7狼酋長現わる! 金子 裕富野喜幸
281974.4.14対決!魔球対スクリュー打法金子 裕奥田誠治
291974.4.21渦巻く恐怖の新魔球安藤豊弘出崎 哲
301974.4.28復讐の大回転魔球金子 裕富野喜幸
311974.5.5V9に向かって浮上せよ!出崎 哲出崎 哲
321974.5.12危うし!大回転魔球安藤豊弘小華和ためお
331974.5.19涙の逆さ吊り打法松岡清治富野喜幸
341974.5.26命がけの極秘特訓金子 裕竹内啓雄
351974.6.2大回転魔球・最後の日! 金子 裕竹内啓雄
361974.6.9必殺の新魔球誕生出崎 哲出崎 哲
371974.6.16怒りに燃えた分身魔球出崎 哲出崎 哲
381974.6.23 大砲、運命の一打金子 裕富野喜幸
391974.6.30輝け!苦闘のV9金子 裕出崎 統
401974.7.7壮絶!日本シリーズ秘(まるひ)作戦松岡清治出崎 哲
411974.7.14復讐!雨中の日本シリーズ松岡清治富野喜幸
421974.7.28爆発!長島流喧嘩野球出崎 哲出崎 哲
431974.8.4決戦、日本一をめざせ!出崎 哲・安藤豊弘出崎 哲
441974.8.25大リーガーの凄い奴金子 裕富野喜幸
451974.9.1大決戦、日米ワールドシリーズ金子 裕富野喜幸
461974.9.15世界に輝く侍ジャイアンツ
金子 裕出崎 哲
471974.9.22友情 14話の再放送-
481974.9.29激突19話の再放送 -

※1973年12月20日公開の東宝チャンピオンまつりにて第1話「ほえろ!バンババーン」をブローアップ公開。
※1974年3月21日公開の東宝チャンピオンまつりにて第14話「殺生河原の決闘」 をブローアップ公開。


キャスト
番場 蛮(富山 敬)
八幡太郎平(納屋六郎)
川上監督(西田昭市)
長島茂雄(山田俊二)
王貞治(石森達幸)
眉月 光(井上真樹夫)
大砲万作(西尾 徳)
ウルフ・チーフ(桑原たけし)
美波理香(武藤礼子)
番場ユキ(吉田理保子)
(原田一夫)(立壁和也)(増岡 弘)(島田 彰)(古谷 徹)(松岡文雄)
(作間 功)(曽我部和行)(市川 治)ほか

と、今回も無事終了。
そうそう、関係無いかも知れませんが、
今再放送やビデオで出てる「侍ジャイアンツ」は放送時の物を使っていません。
一番有名なのが番場蛮が打席に入るときに歌う「侍ニッポン」の替え歌。
♪球を打つの〜が、野球〜屋な〜ら〜ば〜ぃ、
あの娘〜のハ〜ト〜が、な〜ぜ〜打てぬ〜♪

この唄の部分、今は全面差し替えられて聴く事が一切出来ません。
理由は原曲「侍ニッポン」の著作権による為。
あと、番組中やサブタイトル前によく出た巨人の試合の実写映像も
肖像権の問題でカットされてます。
(かつて販売されたLDには収録されたようですが。)
権利問題の重要さも解りますが、想い出に封印貼られてるみたいでイヤですよね。
次回は遂に30回目。
名作「ガンバの冒険」の予定です。それでは次回。

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