秋の新刊の入稿が終わったので,やっと更新できました。
といっても、本来用意してた10回目は、コレじゃなかったんですが、
画像が余りにも膨大だったんで、次回に繰り越し。
今回はファンタジック?なこちらにご登場頂きました。

星の子チョビン
(1974年4月5日〜9月27日・TBS放送系放映・全26回
/製作・渡辺企画)

幼稚園から小学校くらいにかけてよく見てました。(再放送ね。)
音楽がOP・ED含めていい曲だったし、
独特の雰囲気持った、小宇宙的な作品でした。
再放送は10年くらいもう見ていないなぁ。




実は少女漫画
原作は石森章太郎先生。といってもこの漫画、
チョビンとチロチョン渡辺企画が石森プロに企画を持ちこんで、
石森先生がプランナーになって
生まれた純然たる「テレビ企画」。
当時の石森プロは不夜城の如く
フル回転してましたからねぇ。けど、
当時の石森先生のテレビ化作品は
「仮面ライダー」「人造人間キカイダー」「イナズマン」
といった、どちらかといえば殺伐とした
変身モノばかり。(時代の趨勢だし。)
そこへポッと出てきたメルヘンチックな企画は、
石森先生も嬉しかったんじゃあ?
(少女フレンドに原作漫画名義で
連載も同時進行で開始されてます。)

物語はこう。
ある日、日本のトンカラ森に流星が落ちてくる。
トンカラ森に天文研究所を持つ博士と
孫娘のルリはそこで不思議な異星人、
チョビンと出会う。チョビンははるか彼方の星、
フェアリースターの王子で、
侵略者ブルンガによって故郷を
追われて地球に逃げてきたのだ。
しかし地球に到着直前に
ブルンガ軍に襲撃され、一緒ににげてきた
ママ上(エクレア王妃)と離れ離れに
なってしまったのである。
チョビンは地球の何処かに漂着したで
あろうママ上を探しつつ、
チョビンの左腕の「星のしずく」
奪おうと地球に降り立ったブルンガと
その軍団と戦うのだった。

内容はこんな感じ。
ただ全体的にファンタジー色が
強められているため、侵略者、破壊メカと
いっても深刻な感じはしない。
例えば猛毒を撒き散らす毒蛾メカが
トンカラ森を汚染するエピソードがあるが、
雨が降ったら元のきれいな森に戻りました、
ってな感じ。製作者の意図が解る構成である。
チョビンもブルンガとの戦いに
武器など使用しない。ひたすら
跳ねて弾んで、敵同士をゴッチンコさせて
倒す、という感じ。
戦闘シーンもけっこう多いし、
メカニックな描写もあるのに、全然
戦闘色が強くならないのは、
やはり世界全体がメルヘン一色に
染め上げられているからだろう。



基本的な流れ
トンカラ森の動物たち 第一話でチョビンが登場してからは、
森の動物たち(クマンドン・ウサタン・
アカベエ・ケロ・チロチョン。
途中からフラミンゴのサギリも
仲間になる。)
と協力して、
結果的に森の平和を乱す
(目的は星のしずくなんだけどね。)
ブルンガ軍団と戦いつつ、
森の何処かにいる
(という事が途中で解る。)ママ上の捜索が
ストーリーの軸になる。やがてママ上は
ブルンガの本拠地(森の鍾乳洞にある。)に
囚われている事が解るが、
いつもあと一歩の所で
追いきれず。じれったい展開が続く。
最終回間際でチョビンのソックリさん
(名前忘れた)がブルンガに殺されたりして、
後半は一寸ハードな展開に
なったりしてますが。



そして最終回
ブルンガとレーダーコウモリ 最終回は一気呵成の急転直下。
チョビンが雷に打たれて
死にかける所から始まります。
(なんて始まり方…)

  しかし、雷のエネルギーを
受けた星のしずくが
急にパワーアップ!
猛烈な破壊光線を
出せるようになったばかりか、
ママ上のいるブルンガの
本拠地まで見つけて
しまいます。(とっても便利。)
突然本拠地に飛んでくるチョビンをみた
ブルンガは、全軍団を出撃させ、
チョビンを迎え撃ちますが、
最終回のチョビンは無敵です。
かわし身と破壊光線で
30秒もしないうちに
ブルンガ軍団は全滅。
遂にブルンガと一騎討ちと参ります。
ブルンガの剣からでるビームが
チョビンの破壊光線と正面衝突!
が、チョビンの光線のほうが
強くブルンガの剣が爆発。
折れた剣がブルンガの心臓に突き刺さり、ブルンガはボロボロに崩れて果てます。
意外とあっけないブルンガの最後。実はこのブルンガとの最終決戦、
コマーシャルに入る前の前半10分ぐらいでケリ着いちゃいます。
というのも、最終回の重点は「ママ上との再会」「森のみんなとの別れ」なので。
ママと再会し、涙を流すチョビン。森の動物達ももらい泣き。
ブルンガの乗ってきた宇宙船を発見したチョビンは、
ママ上と共にフェアリースターに帰っていきます。
博士やルリちゃんとのお別れの場面で、忘れられない言葉が一つ。
「パピレポーズ」。
これがどういう意味かというと、
フェアリースター語で「さよなら」という意味なんだそうで。
小学校の時妙にこの言葉が残ってて、今でも覚えてますしね。
当時の同級生に使ってみたけど全然通じなかった。
懐かしくも寂しい思い出であります。
ちなみに最終回の最終シーンでは
ナレーターの天地真理が視聴者に語りかけてきます。
「星の子チョビンのおはなしはこれでオシマイよ。
さあ、みんなもチョビンにさよならを言いましょう。
さよなら。さよなら。さよならー。」

…あんだけストーリー中に「パピレポーズ」連発してるんだから、
パピレポーズって言ってよ真理ちゃん。

星の子チョビン 製作スタッフ

原作/石森章太郎
プロデューサー/金原文雄・田中大三・広岡 修・忠 隅昌
脚本/雪室俊一・金子 裕・藤川桂介・吉川惣司・星山博之・吉田喜昭 他
演出/りんたろう
作画監督/矢沢則夫
美術/半藤克美
製作協力/石森プロ・スタジオゼロ
音楽/萩原哲晶
OP/星の子チョビン
(作詞・石森章太郎/作曲・平尾昌晃/唄・藍 美代子)
ED/星のしずくの子守唄
(作詞・石森章太郎/作曲・平尾昌晃/唄・藍 美代子)

放送日サブタイトル
1974.4.5ぼくは王子だぞ!!
1974.4.12フェアリスターの秘密
1974.4.19王子はえらいんだ!
1974.4.26 星のしずくがなくなった!
1974.5.3すてきなプレゼント
1974.5.10悪魔の木をたおせ!
1974.5.17まちぶせの丘
1974.5.24大変なおみやげ
1974.5.31トンカラ森の王者
1974.6.7新しい仲間
1974.6.14空をとんだぞ!
1974.6.21嵐の中の卵
1974.6.28ママ上の子守歌
1974.7.5トンカラ森に火がついた!
1974.7.12あべこべクマんどん
1974.7.19不思議なカプセル
1974.7.26とびだした王子
1974.8.2原始怪獣が出たぞ!
1974.8.9レーダーこうもりを追え!!
1974.8.16トンカラ森が大洪水
1974.8.23ママ上消えないで!
1974.8.30敵か味方か!?兄弟ダヌキ
1974.9.6暑くて寒くて大さわぎ
1974.9.13見つけたぞ!ブルンガ基地
1974.9.20 星から来た謎の少年
1974.9.27さよならトンカラ森

キャスト


チョビン(白石冬美)
ルリ(岡本菜利)
博士(八木光夫)
チロチョン(松尾佳子)
クマンドン(富田耕生)
ウサタン(山田康雄)
アカベエ(永井一郎)
ケロ(丸山裕子)
ふくろう(八奈見乗児)
サギリ(平井道子)
エクレア王妃(増山江威子)
ブルンガ(大木民夫)
レーダーコウモリ(立壁和也)(飯塚昭三)ほか


というかんじでお届けしました記憶10回目。
ピンチヒッターだったのですがなんとか完了。 次のはちょっと画像に手間取ってるもので。
次回は決定次第お知らせします。




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