最も反響、問い合わせ等の多かったのが第二回公開の「旧シリーズ・ドラえもん」でした。
今回はそんな皆さんのために、各所で調査し入手出来た
数々の画像・資料・記事・写真を「資料室」として公開します。
今や再見がほぼ不可能となった幻のアニメシリーズ、
「旧ドラえもん」の手応えを少しでも感じて戴けたら、と思います。
日本テレビ番宣広告記事 | 週刊TVガイド記事写真 |
「おばQ以上のヒット作を狙う!」
(週刊TVガイド1973年3月24日号)
話題作と言えば、この「荒野の少年イサム」以上、というのが「ドラえもん」だ。
「とにかく、小学一年から四年までに掲載され、四月からさらに六年生までに掲載されることになってます。
”オバQ“以来のヒット作ですよ」と、番組制作者ですら、いささかあきれ顔。
物語はネコのロボットが主人公。未来の国からやってきて、ある家に住み込む。
この家の小学生、のび太くんが実にダメな男。学校の成績は中の下。
喧嘩に弱く、スポーツもニガ手ときている。
そこで、ドラえもんが未来の国から持って来たさまざまな武器を使ってのび太を助ける。
例えばボールペン〜手ににぎると一人でに宿題をスラスラとやってくれる。
一粒の丸薬〜口の中に入れると、口下手だったのび太がたちまち能弁になる。
口紅〜つけてやると悪口をいっていた人間が一変して悪口を言わなくなる。
超能力を持ったドラえもんだが、弱点もある。
空腹とネズミ。この二つに襲われると、たちどころに超能力を失ってしまう。
原作は「もーれつア太郎」の藤子不二雄。
(ここはTVガイド記事の誤認ですね。)
「SF調ホームコメディといった作品。ごく平均的な小学生とドラネコという組み合わせが
子供たちに親近感を感じさせているようです。“オバQ”とか
“もーれつア太郎”以上のヒット作になりますよ。」と日本テレビは自信たっぷりだ。
春の新番組特集〜こどものページ・
変身ロボットから真理ちゃんまで〜
(週刊TVガイド1973年3月31日号)
「ロボットがかつやくするのは『ロボット刑事』と『ドラえもん』。(中略)
『ドラえもん』は、のび太というだめなおとこのこをたすけに、
みらいのくにからとんできたロボットねこ、ドラえもんがまほうをいろいろつかうんだ。
ドラえもんのおなかのなかには、ひみつへいきがたくさんはいっているんだョ。
そのうえ、かれじしんも、ちょうのうりょくをもっているんだけど、
おっちょこちょいで、いつもしっぱいばかりするんだョ。
いってみれば、ちびっこのみんなにわらってもらおうというコメディーなんだ。」
山梨日日新聞記事 | 朝日小学生新聞記事 |
動物を主人公にしたまんががかなり目立つ。 四月から「ドラえもん」(中略)がスタートする。 (中略)「ドラえもん」は動物まんがとはちょっと違う。 「ドラえもん」は確かにネコには違いないが、 未来の国からのび太という少年の助太刀に やってきたネコのロボット。このドラえもんは 底無しのポケットがおなかにあって、何でも 積め込む事が出来、この中には数々の 秘密兵器がある。 腕力は大人の5人分。しっぽを引っ張るとパッと 姿が消える。頭にプロペラがあってどこへでも飛んで行ける。 エネルギーはご飯。ネズミに弱く見ただけで震える。 学校の成績は中の下、運動神経は全くなしという 小学四年生ののび太を助けようとするドラえもんだが、 どういうわけか結果はいつもズッコケ。 こんな時ドラえもんは首に吊るした大きな鈴を鳴らす。 すると隣近所からネコが集まってきて、いろんな意見を 出してくれる。ユーモアあふれる ホームコメディーだ。 | まんが「ドラえもん」(NTV系月曜よる7:00〜7:30、1日から)は、 藤子不二夫(ふじこふじお)先生の原作で、のび太というダメな 男の子を助けに未来の国からやってきたロボットネコの ドラえもんが、次々と秘密兵器を使って事件を 巻き起こす漫画です。 |
旧ドラえもん提供スポンサー | 週刊TVガイドカラー写真 |
よみうり少年少女新聞・日本テレビ4月新番組記事 |
徳島新聞第1回放送記事紹介 |
徳島新聞第3回放送記事(以降無し。) |
週刊TVガイド記事・1 | 週刊TVガイド記事・2 | 週刊TVガイド記事・3 |
朝日小学生新聞 第25・26話記事 |
「おしゃべり口べにの巻」 スネ夫がドラえもんの家の窓ガラスを 野球のボールで割ってしまいました。スネ夫は謝るどころか、 一目散に逃げていってしまいます。 「ガチャ子登場の巻」 ドラえもんと同じ未来の国から アヒルのかっこうをしたガチャ子がやってきました。 ところがドラえもんはガチャ子が現れると何となくソワソワ。 さてその原因は…。 |
朝日小学生新聞 第29話記事 |
「へんなロボット・カーの巻」 スネ夫の家の前にピカピカの車が止まっています。 土地成金のスネ夫のパパが外国から買ってきた車だそうです。 門の中から出てきたスネ夫は得意そう。 顔を見合わせるのび太達を尻目に、 スネ夫の一家は箱根へドライブへ行ってしまいます。 またしてもスネ夫に差をつけられたのび太はパパに八つ当り。 見かねたドラえもんがまじないを唱えると、そのポケットから 奇妙な形の車が出てきました。 |
朝日小学生新聞 第39・40話記事 |
「クーラーパラソルの巻」 プールへ行った帰り道、のび太が汗だくで歩いています。 そこへ通りがかった静香ちゃん―パラソルをさして 涼しそうな感じ。のび太も一緒に中に入れてもらおうと しますが、あっさり断られてしまいました。 のび太がふくれっつらで立っていると、ドラえもんが現れました。 ポケットから1本のパラソルを差し出すと、のび太に差しかけました。 すると、とっても涼しい風が吹き抜けるではありませんか。 「いつでも日記の巻」 ドラえもんが暑い外から家の中へ入っていくと、 のび太がいつものようにマンガの本を読んで遊んでいます。 そばに置いてあるのび太の夏休み日記をなにげなく 読んでみたドラえもん。書いてある事が普段の怠け者の のび太の生活と大違いなのでビックリ。 怒ったドラえもんは日記帳を破り捨ててしまいました。 そして、かわりに「正直日記」を取りだしました。この中には、 いつものび太がしている事がそのまま書かれているのです。 |